2011年12月15日木曜日

いろいろとランクイン

「生きる技術」分室のA藤です。
 11月はじめに刊行しました、小田嶋隆『地雷を踏む勇気』(生きる技術!叢書)が、「ダ・カーポ」の選ぶ「今年最高の本!」で、『スティーブ・ジョブズ』に続く第4位に選ばれました。


 新聞・雑誌の書評担当者によるアンケートから選出とのことで、フィクション、ノンフィクション含めてのなかでの4位は、たいへんありがたいお話。「震災後の日本人の生き方のヒントになりそうなコラム」「どう捉えればよいのかわからない事象に直面したときの心細さに対する、またとない処方箋」との評もうれしく受け止めました。
 ミシマ社代表の三島邦弘さんからも、「2011年、最高傑作です。間違いないです!」とツイッターでご高評いただいておりますこの一冊、まだお読みでない方も、今年の総決算の読書としてぜひ。

 一方、11月末に刊行いたしました、小林弘人著『メディア化する企業はなぜ強いのか?』も好調な出足で、ブックファースト渋谷店さんでは、ビジネス書ランキングの7位にランクイン(12/8)。しかも、著者の小林さんが監修・解説を務める話題書『パブリック』と並んでのランクインで、こちらもありがたいかぎりです。


 また、丸善丸の内本店さんでは、フリー、シェア戦略を40年前から実践してきた伝説のバンドのビジネスモデルを分析した『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』との併売がなされておりまして、「さすが、わかっていらっしゃる!」とご担当者さまに脱帽の思いであります。さらにその下の段には、『だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル』も。
 実は『メディア化する企業は~』の冒頭は「東京R不動産」についてのエピソードから入るのですが、ちょうど時を同じくして、その東京R不動産のメンバーが書いた本が発売になるのも、いいシンクロニシティ。これらをまとめた「文脈棚」が広がると、おもしろい展開になるのではないでしょうか。

2011年12月5日月曜日

『ロングトレイルという冒険』ご紹介いただきました!

現在発売中の「エココロ」(株式会社エスプレ)に、
加藤則芳著『ロングトレイルという冒険 歩く旅こそぼくの人生』をご紹介いただきました。
評者はモデルのKIKIさん。


ロングトレイルという冒険』は、数々の縦走を歩破してきた著者がロングトレイルへの強い思いとその醍醐味を写真とともに紹介し、森へ荒野へといざないます。


同時期に平凡社より刊行された『メインの森をめざして-アパラチアン・トレイル3500キロを歩く』(写真左)は、アメリカ三大トレイルのひとつ、バックパッカーの聖地アパラチアントレイルを歩破した記録。600ページを超える大ボリュームのノンフィクションで、著者の背中を追いながら歩く気分を味わえる一冊。

どちらも、ロングトレイルの愉しみや奥深さを伝え、ジョン・ミューアやソローをはじめとするアメリカの自然思想の根幹とトレイル文化のかかわりを知ることができます。

ぜひ、あわせて一読ください。


加藤則芳さんは、バックパッキングの第一人者として、またネイチャー・アウトドアライターとして、国内外のアウトドア、国立公園、自然保護、そしてロングトレイルなどをテーマに数多くの著作を上梓されてきました。

現在、重い病と闘いながらも日本でロングトレイルをつくるプロジェクトを積極的に進められています。
活動報告は以下のサイトでご覧ください。

加藤則芳 ロングトレイルを行く -- 管理者:家人

Backpacker's almanac
 
(編集部・A山)